仮想通貨は常々オワコンだとか終わってるとか言われてきました。
これから始める方にとっても、本当にオワコンなのか?というのは気になることと思います。
オワコンとか言われてるんなら、絶対始めたくないのが本音。
それは誰でもそうですよね。昨今の状況ではオワコンだと言われても仕方ない、認めるしかない事実もあります。その点私がかなり厳しめに解説します。
この記事では、オワコンと言われる理由、オワコンでない理由をかなりシビアに解説していきます。
しっかりと知識として持つことで、ご自身が投資している仮想通貨についての理解を深めていただければと思います。
- オワコンと言われながら未だに存続している
- 開発が続いている仮想通貨がある
- 新規仮想通貨やトークンが発行されている
- Defi、GamefiやNFTなど他分野でも拡張性が高い
仮想通貨がオワコンと言われる理由5選
仮想通貨が実際にオワコンだと言われる理由を解説します。
- 実態がない上に暴落もしている
- 一部の熱狂的ファンだけで流通している
- ハッキングリスクが高い
- 環境に対する負荷が高い
- 実生活に必要性が全くない
実態がない上に暴落している
仮想通貨は、その名の通り実態のない電子データに価値がついています。
ビットコインであれば、1BTC(ビットコインの単位)が数百万円もするほどの値を付けています。
仮想通貨に詳しくない方にとって、実態がない電子データに価値がつくというのは非常に不自然に映るとともに、危険であるという印象も与えます。
実際、仮想通貨は上記の様に2018年初頭に大きな暴落を起こしています。
人によってはこの暴落が尾を引いて、いまだにオワコンであると印象付けられています。
仮想通貨暴落の歴史は下記で解説しています。ご覧ください。
一部の熱狂的ファンだけで流通している
仮想通貨が日本で知られるようになって以来、仮想通貨は地味にその流通量を増やしてきました。
2021年10月の世界の暗号資産主要トレンド
暗号資産を所有しているという世界のネットユーザー数は、10月の11.2%から12月の15.5%に急増しました。ベトナム(28.6%)、インド(23.4%)、オーストラリア(22.9%)は、ネットユーザーの中で暗号資産の所有率が最も高い。2回の調査では、日本は普及リストの最下位にランクされ、12月に暗号資産を所有していると答えた成人はわずか5.8%(10月は4.6%)。暗号資産所有者の間で、ビットコインが最も人気が高い国々は、オーストラリア(72.7%)、南アフリカ(56%)、香港(55.1%)。世界的に、男性は女性よりも2.8倍暗号資産を所有する傾向に。
Finder・2022年1月、日本における主要暗号資産(仮想通貨)普及傾向
しかしながら、上記Finderの記事によれば、2021年10月時点でに仮想通貨を所有していると回答した方は、全体の5%程度に留まっています。
そういった意味では一部の熱狂的なファンだけが買い占めていて、一般人にとってはほとんど馴染みのない存在になっているのです。
逆に言えば、ビットコインが生まれてから10年以上が経過しても尚、この程度の普及率ということがある意味問題であると言えます。
ハッキングリスクが高い
ビットコインをはじめとする仮想通貨はブロックチェーン技術を用いており、その改ざん耐性(ハッキング耐性)は高いと言われています。
しかしそれは、ブロックチェーンに対する改ざんのリスクが低いと言っているだけであり、実際にウォレット(仮想通貨のお財布)がハッキングされて秘密鍵(大事なパスワード)が盗まれた場合はその限りではありません。
平成30年9月14日頃以降、弊社サービスにおいて、仮想通貨の入出金等の一部のサービスが稼働しておらず、お客様には大変なご迷惑をおかけしております。
PR TIMES・仮想通貨の入出金停止に関するご報告、及び弊社対応について
弊社における調査の結果、入出金用ホットウォレットの一部が外部からの不正アクセスによりハッキング被害を受け、弊社が管理する仮想通貨のうちの一部が外部に不正流出させられたことが判明しました。
上記引用にあるように、ウォレットがハッキングされれば、簡単に仮想通貨が流出してしまうのは事実です。
重要なのは、ブロックチェーンではなく私たちが使用する取引所のハッキング対策です。
ハッキングに強いと一辺倒で根拠なく説明する記事は多々ありますが、ブロックチェーンの改ざん耐性が高いということを言いたいだけで、ウォレットへのハッキングはまた別の問題です。
そもそもブロックチェーンだから改ざん不可能!!と説明している記事が多いですが大きな間違いなので勘違いしないようにしてください。正確に言えば、事実上改ざん可能です。
仮想通貨の仕組みや改ざん耐性について解説しています。下記をご覧ください。
国内大手取引所であるコインチェックのセキュリティについて説明しています。ご覧ください。
環境に対する負荷が高い
ビットコインや他の仮想通貨で用いられている、取引を承認する作業をマイニングと呼びます。
マイニングは難しい計算問題をコンピュータで解くようなもので、多量のコンピュータで計算を行います。
マイニングに成功し正しい解答を導き出した人にはその報酬としてビットコインが配られる仕組みになっています。
このマイニング、先ほども申し上げましたように、多量のコンピュータで行うため膨大な電力を消費します。
また、マイニングはより早く解答を導き出すことが重要になるため、他のマイニング業者よりもさらに多量のコンピュータを導入することになります。
一説によると、消費電力は年間133テラワット。
ヨーロッパの小国1つの年間使用電力に匹敵する電力がこのマイニングに消費されていると言われています。
実生活に必要性が全くない
2022年7月現在において、仮想通貨は実生活に必要性が全くないものとなっています。
元々、非中央集権化、決済の高速化と送金手数料の無料化など多様なアドバンテージがあるものの、日本国内においてはほとんど活かされていないのが現状です。
ブロックチェーン技術は商用で利用されるようになってはいますが、仮想通貨自体はまだまだと言った印象です。
それと比較して有価証券(株)はどうでしょう。
確かに私たちは株を購入する必要はありませんが、投資家たちが株を購入することによって企業に資金が集まり、その資金を元手に技術革新が行われています。
その結果として世界、そして私たちの生活が豊かになっているのは言うまでもありません。
現時点では仮想通貨は投機対象とされていると見て良いです。
特にビットコインに関してはその拡張性は現時点では皆無であり、マネーゲームと言って差支えありません。
この点はみなさんが疑問に思っているとおりですので、ある意味安心してください。仮想通貨は【現時点で】絶対必要ということはありません。
仮想通貨がオワコンではない理由4選
仮想通貨がオワコンではない理由も解説させてください。
- 仮想通貨はまだ開発が進んでいる
- DeFi、GameFiやNFTなどの拡張性がある
- 今後も価格が上昇する可能性がある
- オワコンと言われようと流れが止まらない
仮想通貨はまだ開発が進んでいる
仮想通貨は未だにしっかりと開発が進められています。
また現に、新しい仮想通貨やトークンを用いた新規プロジェクトなどが次々と発表されています。
例えばアルトコインであるイーサリアムについてはどうでしょうか。
2022年後半には、取引の承認方法を変更し、環境負荷を少なくする方向に動いております。
このように仮想通貨の弱点を克服するべく開発が進められています。
DeFi、GameFiやNFTなどの拡張性がある
聞いたことのない単語が出てきて困惑させていると思います。
簡単に解説いたします。
- DeFi…分散型金融。仮想通貨の貸し付けや信託により金利を得るなどの手法やその他
- GameFi…ゲームをプレイすることで仮想通貨を稼ぐ仕組み
- NFT…非代替性トークン。一点物のデジタルアートなどをブロックチェーン技術に基づき所有する仕組み
上記の様な新しいコンテンツにおいて力を発揮するのが仮想通貨です。
例として紹介させていただきます、こちらのMetabows
なんだか可愛いワンワン見えますねぇ。犬可愛い。私は猫好きですけどね、ワンワンもいいですねぇ。
このプロジェクトはGameFi×メタバース×NFTを掛け合わせたもので、犬の保護支援活動を通して世界中の犬のウェルビーイングを促進するものとなっています。
私たちユーザーはワンワンのNFT(ワンワンのデジタルアート)を購入し、その購入資金が犬の保護支援活動に利用されるわけです。実際の犬が保護され殺処分を免れることができると。
そしてゲーム内では購入したワンワンのNFTに餌やりなどの世話を行い、育成していきます。
その過程で、トークンが付与され、稼げる仕組みになっています。
つまり日頃犬の保護に関心があって行動できない人でも、こうして間接的に犬の保護活動に参加することが可能になるということですね。
これはぶっちゃけやってみたいです。
このように、現実世界では単に寄付して終わってしまうような活動であっても、仮想通貨(トークン)と組み合わせることにより利用者に還元することも可能になるのがGameFiやNFTの世界です。
今後も価格が上昇する可能性がある
仮想通貨の価格については、今後上がる可能性が高いとの見方が強いです。
「ビットコインの時価総額はまだグローバルな資産のほんの一部に過ぎず、各国が(ビットコインを)法定通貨として採用するにつれて、その規模は拡大していくだろう」とアークのアナリスト、ヤシン・エルマンディラ(Yassine Elmandjra)氏は25日発表したレポート「Big Ideas 2022」に記した。
yahoo!japanニュース/ビットコイン、2030年までに1億円を超える:米アーク予測
上記記事にもあります通り、今後さらに仮想通貨の普及が進めば価格は当然ながら上がると思われます。
また、仮想通貨はビットコインだけでなくあらゆる局面で利用されるアルトコインやトークンを含んでいます。
従って、それらは利用される数量が多くなればなるほど価格は上がる傾向があります。
今後どのような仮想通貨やトークンが利用されていくかによって価格は決まって行くでしょう。
アルトコインについては下記記事で解説しています。
オワコンと言われようが流れができている
正直に申し上げますと、すでに各分野において仮想通貨を用いた流れが出来ているのが事実です。
各所でオワコンと騒がれようが何だろうが、NFT、GameFiやDefiでどんどん活用されているのが仮想通貨です。
この仮想通貨の未来に投資するのか否か、それが今読者様に求められていることなのかもしれません。
仮想通貨はすでにある一定の分野において、投機という概念を超えた利用方法が確立されています。
所有している人は少数かもしれませんが、大多数が見向きもしない今だからこそ先手を取って所有すべきだと思われます。
大手仮想通貨取引所のコインチェックについての記事は下記です、ご覧ください。
仮想通貨はオワコンではない
まとめとして、仮想通貨はオワコンではないです。
オワコンと騒いでいる後ろで、しっかりと開発され技術革新もされているのが仮想通貨です。
- 仮想通貨はまだ開発が進んでいる
- DeFi、GameFiやNFTなどの拡張性がある
- 今後も価格が上昇する可能性がある
- オワコンと言われようと流れが止まらない
オワコンと言われている今だからこそ、保有しておく価値があります。
是非この機会に保有してみてはいかがでしょうか。